陸の車に乗り、何年ぶりかわからないけど陸の家に来た。
相変わらず、デカイな・・・。
「ほら、とっとと降りろ佳乃」
何とも言えない笑でウチを見てくる陸。
な、なんだこいつ。
なんでこんなに機嫌いいの?
ほんと、わかんない奴。
「ただいまー」
「おかえりー♫」
陸の言葉にハスキーな声が返ってくる。
「今日は早かったね!陸!!あのね今日ね夕ご飯は・・・・え?」
リビングであろう扉から可愛いフリフリのエプロンをつけて
最後に会った時よりも少し伸びた茶色い髪を揺らして
出て来た咲紀。
「・・・・咲紀・・・・、ただいま・・・・」

