余命を宣告されてあっという間に4年と言う長くて短かった月日が流れていた。


病室の窓から見える景色は真っ白で


雪がたくさん振っている。


風が吹く度にそれは宙を大きく舞っている。


まるで雪が踊っているみたいに…。


ちょっとだけ、混ざってみたいとか思たりして?


「由紀。寒いんだからちゃんと着とけよ」


そっと私に毛布をかけてくれる大好きな人。


私は大好きな彼に…翔太に微笑む。