「うわああぁああ!リンに直撃した!リン!大丈夫か!?おい!」 額をグラウンドに押し付ける俺のまわりにわらわらと集まる野球部員。 ざっと20人くらいだろう。 痛む額の場所がわかったとき、俺は、 「やっぱりな」 と少しニヤッと笑うんだ。