それでも君が好きだよ


「ただいまー…。」


という声が入り口の方から聞こえてきた。


私は思わず休憩室から出て顔を覗かせた。



「あっ…やっぱり、番場くんだ!!」



「………げっ…新井!?」



今日も来てたのかと番場くんが言いたげな

顔をしていたけど、私はそれを気にせず

そのまま休憩室へ戻り、座布団に座った。



すると、その隣に番場くんはサッと座り、



「これ…クラスTシャツ?」



と私の書いたデザインを指差した。