それでも君が好きだよ


以前からなにも変わらない

番場くんの部屋。



私があげたユーチャリスの花も


まだ枯れずに綺麗に花を開いていた。



「新井さ…こんな遅くにどしたの?」



先に口を開いたのは番場くんだった。


私と番場くんの間にある小さなテーブル

にお茶とお菓子が置かれていた。



「番場くん…いや、和佳くん。」



「…………っ////!!」



「下の名前で呼ぶのって
思ったより緊張するね////」