「柏原くん……私、決めたんだ。」 「……………。」 「私の本当に想う人は…………」 「分かった…。分かったから言うな。」 「柏原くん……。」 俺はその先が聞きたくなかった。 ずっと本当は知っていたんだ。 誰かに恋の感情が向いているって事。 そして、それが自分への 物でないと言うことも…。 「でもさ、もしもアイツがお前の事を傷付けるなら俺はお前をさらってくから……」 「うん……。」 「俺はさ…本当は駅で助けたあの日からずっとお前が好きだったんだ。」 「うん…。」