目を開けると目の前には私を

支えてくれている番場くんがいた。



雪まみれになって…ボロボロになって…


それでも私をかばって守ってくれたんだ。



「音っ…大丈夫かっ!!」



番場くんは私の方に


体を起こして立ち上がった。



そして、番場くんはじっと見ていた。



3階の教室の窓で悔しそうに私を


睨み付けている結愛の姿を…。