昨日みたいに体がフワッてしてる…。

空が目の前に広がった…。



あっ…そっか。



私、結愛に体を押されたせいで


窓から落ちていってるんだね。



「音―――っ!!」



誰かの声が聞こえた。


あぁ…幻聴かな?



番場くんの声に聞こえた。

私を『音』って呼ぶ声が…。



―――ダァァン…



すごい音がした。


私、次こそ死んだのかな…?



「音…目を開けろ!!」



私には確かにそう言う声が

ハッキリ聞こえた。