眠っている番場くんなら 私の話、聞いてくれるかな…? 私の痛み、軽くしてくれるかな…。 そう思った私は番場くんに 今の私の心の全てを打ち解けた。 柏原くんの事、クラスの皆の事、結愛の事、 番場くんの事、そして私自身の事を……。 私はそうして眠ったままの番場くんに 全てを話終えた時には知らぬ間に 眠りに着いてしまっていた。