だって…それがお前の答えを 受け止めるということだから…。 「泣いてもいいんだよね…」 「あぁ…。」 真っ暗な夜に飲み込まれそうな泣き顔を そっと隠すように俺は音を包み込んだ。 音を苦しめているのは俺達なんだ…。 なぁ、番場…知ってっか。 彼女が選べるのはたった1人。彼女を 幸せにできるのもたった1人だってこと。 「音…ごめんな。それでも 俺はお前が好きだ。諦めらんねぇ…。」