期待した途端に心にヒビが入った。 「え…っ!?」 私は今の状況が理解できずに、ただ、 大きく目を見開いて番場くんの方を見た。 「迷惑だって言ってるんだ。」 番場くんは私の心を再生させるための 時間さえも与えてくれなかった。 「番場くんなんて…っもう知らないっ!!」 私は走り出していた。 涙や傷ついた心はもう元には戻らない。 ズタズタに壊れた この心はどうすればいいの…。