それでも君が好きだよ


「えと…それじゃあ220円ね!」



「ほらよっ。また来るっ!!」



そう食堂の人に言って柏原くんは


メロンパンを2つ持って私の方に来た。



そして、柏原くんが急に片方の


メロンパンを私の方に投げつけた。



「食え。」



「えっ!?」



「いいから食え。」



「……じゃあ、いただきます…。」



私はメロンパンの袋を開けてカプッと


メロンパンに一口かじりついた。