それでも君が好きだよ


その時、ガラッ…と教室のドアが開いた。


そこにいたのは…



「番場…くん?」



「はぁっ…はぁっ…。新井?」



番場くんはとても汗をかいていて、


右頬は何故か赤く腫れていた。



「ちょっ…番場くん?
ねぇっ大丈夫?番場くんっ!?」



そう言って私が番場くんに


手を差し伸べると番場くんは



「やめてくれっ!!」



と言って私の手を払い退けた。



私は驚いた…。番場くん、昨日は


あんなに優しかったのに何で!?



「何があったの?教えてよ…。番場くん。」