それでも君が好きだよ


「位置について…」



「よーい…」



―――パーンッ!!



この音と共に一気に


6人の走者が走り出す。




「うわぁぁぁっ!!」



「いいぞーっ!!走れはしれーっ!!」



「そのまま、そのままっ!!」



皆が観覧席から立ち上がると共に

手拍子が始まった。




第一走者から第二走者まではバトンパス


がうまくいき、とても順調なペースで一番


を保っていた。