「じゃあうちで食べて行きや。どうせ私とサワの2人だけやし。」 「うん。そうしいや。」 「いやでも…」 「遠慮せんでいいって。今日カレーやしな。」 病院に隣接している家に連れてきてもらった。 「「いただきまーす。」」 「…いただきます。」 あれよあれよと夕食にたどり着いた。 「ユウくん、ご両親は?」 「2人とも死んでます。」 「あ…ごめん。」 「いえ。」