「あー、」 話し終えると、 ため息混じりにそう言った朱希。 腕を組んで背もたれに 寄りかかった。 「それは、茉李遊……よかったと思うよ?」 いきなり、何を言い出すかと思えば 「はぃ……?」 意味がわからない。 「まったく、これだからバカは…」 呆れた声で言うけどさ、 それだけ言われたって 誰でもわからないから!!! 彼方も朱希もあたしのこと バカバカって失礼にも程がある!