love letter ~顔も知らない母からのメッセージ~



「七瀬。大丈夫か?」

「満くん、これにはわけ「触るな。」

俺自身驚くほど、低い声だった。

女どもも、ピタッと動きを止めた。

「七瀬。ごめんな。気づかなくて。」

俺は七瀬に触れようとする。しかし、七瀬は、一言、触らないでと言った。

「私は、知られたくなかった。満の前では、こんな汚いあざ、見られたくなかった。」

七瀬はついに泣き出した。

「こんな汚いあざ、私じゃない。私は、なんで呼び出されたの⁈なんで⁈私は、満の彼女でいいの⁈もう、やだよ。。。私、わかんないよ。。。。」


七瀬は、泣きながら、でも、はっきり言った。


「一回、距離おこう。」

それは、俺にとって、地獄に落ちろと、言われるよりも、きつい言葉だった。

一番言われたくなかった。

「七瀬⁈」

「柊花でしょ?満に、教えたの。ここにいるんだから、そうよね?」


七瀬の問い詰めに柊花は、少し、後退りながら、頷く。

「私は、強いから、大丈夫なの。だから、今度からは、言わないでね⁈」

いきなり、柊花は、七瀬を殴ったようだった。

「バカ言わないでっ‼」

俺も、七瀬も、目が点になる。

柊花は、目に涙を貯めていた。

「なら、何で、泣いてんのよっ‼何で悲しそうな顔してるのっ‼あたしはただ、七瀬に頼って欲しかった‼でも、無理だって思ったから、満に頼ったの‼本当はあたしが七瀬の、力になりたかったわ‼でも、」

柊花は、いったん息をした。