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「もぉー最悪だよぉ~、」


「はしたないわよ、周りに見られたらどうするのよ。」


「だってぇー」



髪の乱れた聖司。さっきまで召し使い達にさんざんまとわり付かれ今疲れきった状態。

あと何ヵ月したら馴れるかしらね…。









「ねぇ、きーえちん。」


「なあに?」




「俺…頑張ってエスコートするから!」


「……。」




「国王の娘を絶対恥かかせないから!」








―――国王の娘。
その言葉がどれたけ残酷なことか、






「ふんっ、聖司には無理よ?」


「えっ!ひどーっ!!」




私は国王の娘。