犬みたいに尻尾を振りながら うるうるした瞳で私に甘えを求める そんな顔されてしまっては 私だって断りきれるはずないわ。 「…やっぱり、少し厳しく、」 ―――バァン!!!!!!!!!!!!!!!! 「っ…!?」 突然の大きな音 目の前のドアが大きく開かれた 「っはぁ、…きーえちん!!!」 必死な顔の聖司―― 「は、離してください…!!」 首根っこを掴まれた 「れ、蓮っ?」