もし1つだけ願いが叶うなら~殺し屋×暴走族~

シーーーーーーン




「唯は男じゃないよ」



「ありがとう和樹」




「唯、こっちはまじめだったんだ」



「でも、まじめに考えなくても大丈夫だって」



「唯もっと危機感感じてよ」




「そうですね。外出禁止でも出しますよ」





「なんでそんなにまじめに考えなきゃいけないの?」





はぁと大きなため息がこの部屋の中に響き渡り



「この鈍感娘が、唯が男に襲われないか心配なのこっちは」



と奏が手ぶりでわけわかんないことをしながら言った




そこまで必死なら



「んーあたしめんどくさいのでパス。」





「「「「(まだ分かってない…)」」」」



「あ、そういえば姫になってるってことはラッキーかも」




「「「「何がだよ。」」」」



わお。悠も敬語抜けて和樹が怒りそう



「え…だって面白いばらし方したいもん」



「「「「(もん…なんか可愛い)」」」」



「ってかあたし純粋な乙女じゃないしね…」



と言ってケラケラ笑った