「…翔佑さんには、これから会います。」 「うん。 あいつのことだし、絶対家にいると思うから。」 勇一さんは笑った。 軽くお昼を食べて、荷物の最終確認をする。 そんなに荷物を広げたりしていなかったから、簡単にまとめられた。 ―― 14時。 勇一さんの車に乗り込む。 「近いから大丈夫です」 って言ったけど、 「寒いでしょ」 って言われ、私は送ってもらうことにした。 翔佑さんの家の近くで降ろしてもらう。