翌朝。 「おはよ」 校門をくぐろうとしたとき、山下が満面の笑みを浮かべながらあたしの肩に手を回した。 「ちょっ!なにやってんの」 「いいじゃん。おれたち、ようやく結ばれたんだから」 そう言って、あたしの肩をぽんぽんと叩く。 「はあ?」 あたしは山下の腕を力ずくで解いた。 はあ……。 なんでこいつは、いつもこうなの? 昨日、あんたにときめいてしまったあたしの気持ちを返してよね。