……でも。
「……わかんないんだけど」
「え?」
「なんで、あたしの恋を応援してくれたの?」
「うん……」
すると山下は自嘲気味に笑い。
「小学生のときさ、お前、直江にチョコを渡しただろ?それで、おれや他の奴らがお前らのこと、からかってさ」
「うん」
「他の奴らはただ面白がってたのかもしれないけど、おれは違ったんだ」
「え?どういうこと?」
「おれは、計算してた。からかえば2人は気まずくなるだろうって。最低だろ?でも、おれはお前のことが好きだったから。直江のものになってしまうのは癪(しゃく)だったんだよ。……ったく、ガキだよな」

