「腕は確かだし、急な頼みでも必ず引き受けてくれる。 評判もいいし、この会社なら融資しても損をすることはない。 そう思ったんだよ」 「おじさん…」 同情なんかじゃなかった ちゃんと、『ビジネス』として父の会社に融資してくれたんだ 「ありがとうございます…。 おじさん…、いや社長のおかげでまた一からやり直すことが出来ました」 「おじさんでいいんだよ。あ、それから、君は将来のこととか何か決めているのかい?」