二人で社長室へ戻ると、水瀬がお茶を持ってやって来た
「水瀬、話があるの」
彼女をソファに座るのを見て、私も正面に腰を下ろした
「今まで水瀬にはいろいろと迷惑をかけてきたわ。本当にごめんなさい。
水瀬を一人前の秘書として育てたいっていう理由で社長の秘書をやってもらってたけど、それよりも私が社長の傍にいるのが辛かったのよ。
もちろん、秘書として育てたいっていうのも本当よ?
だけど、あの時の私は、水瀬に頼るしかなかったの」
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