やべ、忘れてたこいつの存在。

てか……誰だっけ?



「あれー?思い出せないや。まあいいや。悠久、遊ぶか!」


「本当…?やったー!」


「……。」


「兄貴、同情しないから。」

ポンッと叩かれていた肩はあからさまにすくめていた。


なんというあからさま…!


冗談だったんだが、この空気じゃいいにくいな…。

私はスルーを決め込むことにした。



「じゃんけん…ほい!」


「やった!」←グー

「……参りました。」←チョキ


そんな部屋の隅っこでは…



「逮捕するぞ!」



何 故 こ う な っ た し。