織田は怒りで震え、彼らに噛み付くようにうなった。
「もう少しで、そのひとが手に入るんだ。
邪魔をするな」
「あほか、よう考えろ!
もう無理や、お前さんの企みはばれてしもうたんやから」
「うるさい!出て行け!!そうしないと、洋子を吹き飛ばすぞ!!」
完全に我を失った織田が、リモコンを振りかざす。
まりあが、自分の支える瑛の腕をぎゅっとつかんだ。
「瑛さん、あれを奪って!」
「なに?」
「あれは、爆弾のスイッチ──」
「もう遅い!!」
まりあが言い終わらないうちに、織田の指がそのボタンを押す。
いや、と悲鳴をあげ、まりあは瑛にしがみついた。
しかし……。



