セッテは思わずふき出してしまった。
とても容易に想像ができたからだ。
「あはは、そうですか。
俺んとこと一緒や。
顔は可愛いんですけど、言動が反比例で」
「どんなふうに?」
「趣味、機械いじり。
バイクが好きで、勝手に一人で遠出してまうし、あんまりしゃべらへんし、表情もないし」
「なにそれ!かっこいいじゃないですか!」
「いや、ははは」
セッテはうっかりべらべらしゃべってしまっている自分に気づき、苦笑する。
さすが、相手は客商売。
見習おう、とセッテは思う。
「でもほんま、岡崎さんは惜しいですね。
愛想さえ良ければ、アイドルでも俳優でもできそうなのに……」



