「変に身体を濡らさんほうがいい。ほら、汗は拭いてやったから、着替えろ」
着ていた単を脱がせ、そはや丸は、ちらりと呉羽の身体を窺った。
見たところ、情交の跡は見られない。
呉羽が、少し身体を捩って、そはや丸から離れた。
「さっさと着替えろよ」
「うん・・・・・・」
背を向けたまま、呉羽はちらりと顔だけ振り向いて、そはや丸から新しい単を受け取った。
が、身体を捻ると傷に響くらしく、顔をしかめた。
「何やってんだ。・・・・・・しょうがねぇな」
何をいつまでも背を向けているのかと、そはや丸は訝しく思いながらも、仕方なく呉羽の肩に手をかけた。
「冷たいだろうが、我慢しろ」
呉羽の素肌に己の肌が極力触れないよう、素早く呉羽を抱き上げ、自分の胸にもたれさせる。
「あっ・・・・・・」
慌てたように、呉羽が単を引き寄せた。
抱き寄せた身体が、いつもよりも随分硬い。
着ていた単を脱がせ、そはや丸は、ちらりと呉羽の身体を窺った。
見たところ、情交の跡は見られない。
呉羽が、少し身体を捩って、そはや丸から離れた。
「さっさと着替えろよ」
「うん・・・・・・」
背を向けたまま、呉羽はちらりと顔だけ振り向いて、そはや丸から新しい単を受け取った。
が、身体を捻ると傷に響くらしく、顔をしかめた。
「何やってんだ。・・・・・・しょうがねぇな」
何をいつまでも背を向けているのかと、そはや丸は訝しく思いながらも、仕方なく呉羽の肩に手をかけた。
「冷たいだろうが、我慢しろ」
呉羽の素肌に己の肌が極力触れないよう、素早く呉羽を抱き上げ、自分の胸にもたれさせる。
「あっ・・・・・・」
慌てたように、呉羽が単を引き寄せた。
抱き寄せた身体が、いつもよりも随分硬い。


