目を見合わせる2人。


「あいつ何したんだ」


「乃愛ちゃん、これ!わたしから退院祝い!」


差し出された紙袋。


「え、あ…ありがとうございます…」


「まだ退院じゃなくね?」


「いいのいいのっ、ほら、行こっ」


綾香先生は岩川先輩の腕をひっぱって病室を去ってしまった。


…………退院祝い…なんだろ?


そっと紙袋を開けると中には色とりどりの………下着。


あの人は一体…


「あ」


手紙だ。


《乃愛ちゃんへ!

帰ったらきっと使うだろうから退院祝いです!