体に傷がついてもこの人はあたしを愛してくれるのかな。


「ねぇ…恭…先輩?」


「どうした」


「あたしの体に傷がついたら嫌いになる?」


「なんでそうなるかな」


「お母さんが…傷つくったらお嫁にいけないって…」


「俺は気にしないから」


「傷がグロくても?」


「絶対好き」


絶対好き。


絶対…て言葉、あたし好き。


恭先輩の絶対、は好き。

最近ね、好きになったの。


「でも雄一郎に体見てほしくない」