手紙の隣に離婚届を置いた。


「…It wants to be loved by you if a wish comes true」


もし願いが叶うならあなたに愛されたい。


藤波先輩の唇にそっとキスした。


「さよなら…恭先輩」



あたしが背を向けたとき…

藤波先輩の右目から一筋、涙がこぼれたーーー…


「乃愛……」


起きてない…よね…?


ほんとにさよなら…

あたしの指輪を外して手紙において部屋を出た…………