嫌われちゃったーー…


でもこれでいいんだよね…?


あたし…間違ってないよね?



湯冷めしちゃって、部屋に戻った。


藤波先輩は寝息を立てて寝ていた。

あたしのことなんて…ほんと…どうでもいいんだね。



机の上にあった紙に書き置き。


【藤波先輩へ。


あたしは…乃愛です。わかりますか…?

突然ですが…藤波先輩。

さよならです。


旅行に行きたい、なんて言うあたしのわがまま聞いてくれてありがとうございます。