政略恋愛。




早くしないと冷めちゃう…!


「パパっ、入ろ!」


「そうだな」


愛里と新が恭の手をひいてリビングに入ってきた。


片手に恭の手、片手にチワワ。


「乃愛、食べたらみんなで出かけられる?」


「うん、いいよ」


「おっけ」


恭がリビングにあぐらをかいたらそこに新が座り…隣にぴったり愛里が座った。



この光景を待ってたのかもしれない。


きっとこれがあたしの幸せ。



子犬の名前を考えてる3人を見たら頬が緩んだ。