プレゼントは買ってある。


ケーキ買わなくちゃね。


娘の誕生日忘れてるなんて母親失格だ…


「ケーキ買っていこう」


「うん」


「いちご?」


「新は何がいーいー?」


「いちご!」


愛里と手をつなぐ新。


仲良しな姉弟で安心する。


「愛里、決まった?」


「うーん…」


「いちご!いちご!」


「愛里のケーキだから新は決めちゃダメ」


「はーい…」


結局愛里が決めたのは小さめのいちごのケーキだった。