何かがこれから少しずつ変わっていく。 それはあたしにも何となくわかっていた。 でもこの子がいれば大丈夫。 なぜかそんな自信があるんだ。 そうやって思えるのは、彼の暖かさのせいかもしれない。 勝也くんの前では言えなかったけど、あんな風に優しく抱いてもらったのは初めてで…本当は涙が出そうになったんだよ? 5月の夜の蒸し暑さも、この日は気にせずに眠ることが出来た。