「勝也くん、もうすぐ1時だけど…寝なくて平気?」 ドア越しに彼に尋ねたけど、返事が聞こえない。 ドアをそっと引いてみると、机に突っ伏して寝息をたてている勝也くんがいた。 …やっぱりお疲れだよね。 こういうときは起こさない方がいいんだろうか。 とりあえず、布団を彼の肩に掛けて、電気を消して彼の部屋を出た。 少しでも彼のこと、元気づけてあげたいな。 そんなことを考えながら、その日は一人のベッドで寂しく眠りについた。