帰りに駅の薬局に寄り、冷却シートを買って家に戻った。 「ただいまー…」 辺りは静まりかえっていた。 できるだけ物音をたてないようにして、寝室に入る。 ドアを開けた途端に鳥肌が立った。 空気がこもっていて、こっちまで寒気がしそうだ。 ベッドをのぞくと、勝也くんが苦しそうに眠っていた。 とりあえず窓を開けて換気をし、シャワーを浴びてこよう。 そう思い窓をゆっくり開けて、風呂場へ向かった。