そっと覗き込むと、初めて見つけた時と同じように背の高い彼の姿があった。 しっかりした装丁の分厚い本に目を落とす横顔は、静かな図書館の空気に溶け込みそうなほど、繊細で。 最初に読んでいたのは「ロミオとジュリエット」 次に「夏の夜の夢」「オセロ」…