君に Ⅰ


男が私から500メートルほど離れたところに立っていた。


すごくニヤニヤした顔で。


さっきの体を突き抜けたのは銃弾。



横腹に2発。

胸に1発。

鮮血が目の前にあった壁を塗った。




意識が朦朧として、倒れそうになった。





でも、ぐっと足を踏ん張る。



私は、次の瞬間ベランダに飛び出して、







空を飛んだ。