君に Ⅰ


瞬の目はとても穏やかで、まことを落ち着かせようと頭をなでていた。



みんなから、「よかったー・・・。」という安堵の声が漏れる。




でも、まだことは終わっていない。


俺は上を見た。

上には舞歌がいる。


・・・そういえば、舞歌。

俺には葵って1度も言ってくれたことなかったのに瞬には言ってる・・・。


ムカつく・・・。


っておい!!

なんでこんなときにこんなこと考えてるんだよ!!


そのときだった。


声が聞こえてきた。