私はドアの隙間から須藤の話を聞いていた。
(なんてひどいことを!!)
私は作戦を立てた。
あの調子で行くと、きっと数分後にこの部屋から出てくるだろう。
そのときに、まっちゃんをつれて逃げればいい。
そう思ったとき、放送室から誰か出てきた。
私は、瞬時に相手が男だと判断し、腹を殴った。
須藤がよろめく。
そして、立ち尽くしているまっちゃんの手を引いて、走り出した。
「まっちゃん、行こう!!」
でも、手が縛られているらしく、速く走れない。
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