君に Ⅰ


先生も生徒を誘導しながら階段を下りていく。


私は迷っていた。


いつの間に移動していたのだろうか。

まっちゃんたちがいなかった。





焦ったとき、放送が流れた。

「えー、俺は須藤。けーさつー。聞いてるか?」

はっと思い、放送に耳を傾ける。

「今、俺の近くには人質がいる。突入したことが俺にばれたら、ばーーーんだから覚えとけ。」



先生の声が聞こえる。

「あなた、何してるの!早く逃げなさい!!」

先生がりこを連れて逃げていく。


そして、
「あと1分ー。」


私は決めた。