「…何??」 突然、椎奈の顔つきが変わった。 今までに見たことのない、スッと透き通った顔。 「…しぃ、わかったよ。 しぃの…好きな人。」 「…そっか。」 …なんとなく、さっきの顔つきで椎奈が何を言うか薄々気づいた。 そっか…椎奈は決めたんだ。 「んで…?? 単刀直入に聞くけど、俺と陸のどっちのことが好きなの??」 「うん…それ、昼休みに言うね…?? 昼休み屋上に来て下さい…//」 「…うん。 わかった。」 理由は学校に遅刻したくないからだな、多分。 椎奈らしいや-…。