「理紗、大丈夫か?」 「うん...」 理紗はそう言ってるけど、どう見ても大丈夫そうな感じじゃない。 とりあえずベッドに運ぶか...。 俺は、理紗を抱えてベッドに寝かせた。 とりあえず...、何か冷たいもの持ってきたほうがいいよな。 俺はそう思い、立ち上がって、リビングに行こうとした。 でも、行けなかった。 理紗が、後ろから俺の服の裾を引っ張ったからだ。