「だって...、亮一に会いたかったし...」 私が正直にそう言うと、亮一は全然こっちを向かずに言った。 「ふーん...、とにかくもう寝なよ」 そう言って1人でリビングに入って行ってしまった。 冬だから、当然寒い廊下に、ポツンと1人で立つ私。 「はぁ...」 こんなの毎日の事。 亮一って、私の事好きじゃないのかな? 亮一が笑ってるところなんて見たことないし。 そもそも、何で付き合ってくれたんだっけ?