これって...キス...?





私が驚いて固まっていると、亮一が私の耳元で呟いた。





「好きだよ理紗。愛してる」







好き...?





亮一が...?私を...?







「嘘...」





「本当だよ。愛してるよ理紗」







そして、亮一が優しく微笑んだ。






亮一が...、初めて私に笑ってくれた...。







嬉しさが込み上げてきて、自然と涙が流れた。