「麻美~!享ちゃーん!おっはよ~♪」

勢いよく下駄箱で挨拶する。


…少しばかり周りの目線が痛いけど、今のあたしにはこんなものへっちゃらだ!

「「お、はょう?」」

二人とも息ぴったりで、しかもなぜか疑問系だ。

「???しぃ、どうしたの?いいことあった?」

「聞いて!やっと見つけたよ!自分の答え!だから今から滝川君に言いに行くのッ!!」

そう言うと麻美も享ちゃんもビックリした顔をする。

「え、しぃ…今から…?」

「そーだよ!善は急げってね♪」


享ちゃんの質問に得意気に答えるあたし。

振り返って走り出した。


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