白い手紙  ~ 二つの心~





 そして、ここが....。

 風真さんの家か。


 私の家が3つ入りそうだなこりゃ。




「で、でっかー....」



 目を丸くして、何も言えなくなる。



「おい女、インターホンお前が押せ」




「はいはい...」




 なんで私がっ!はあ...。

 緊張するな~...。



 手が震えながらインターホンを押そう

 とためらっていた。

 

 後ろの人のオーラ、怖いんですけど。





「だ、だめだ~!やっぱ押せない!」