「ほれ、これ見とけ」 「わっ!」 ぽいっと投げられた小さい手帳のような ものが私の方向に落ちてくる。 う、わわわっ!っと...セーフ。 「って言うか、何?これ」 開けてみると、はじめのページには 誰かの写真がクリップで挟んである。 これは....。 「あ!これ、この人この間テレビに殺人 容疑者の長浜将兵さんじゃない!?」 どんどんめくっていくと、テレビに 映っていた殺人容疑者ばっかりだった。